GIGABYTEのマザーボードでは、Ryzen 9000 X3Dキャッシュモデル向けのプロセッサであるRyzen 9000シリーズのX3Dターボアクセラレーションモードを非常に簡単に有効化できるようになりました。以前は、この機能を有効にするためにはBIOSへのアクセスが必要でしたが、現在ではWindows環境内で直接設定が可能になりました。
GIGABYTEが新たに提供するAORUS AI Snatchソフトウェアを使用することで、ユーザーはWindows上で簡単にX3D Turboモードを設定できます（この名前は誤解を招くかもしれませんが、AIは関与していません）。
この設定を有効にした後は、システムの再起動が必要です。
技術的な点からは、X3Dターボモードは、今後発売される予定のRyzen 9 9950X3DおよびRyzen 9 9900X3Dモデルに対応しています。 これらのプロセッサは2つのCCDを搭載しており、1つのCCDのみがX3Dキャッシュで強化されています。このため、スケジューリングの不一致が生じる可能性があります。しかし、このモードでは、ゲーム性能を最適化するためにキャッシュされていないCCDを一時的に無効にします。
GIGABYTEによれば、この強化によりパフォーマンスが最大18％向上する可能性があります。
