ASUSはデュアルRadeon RX 7600 EVO OCバージョン8 GB GDDR 6グラフィックスを発表しました。これは、Radeon RX 7600デュアルシリーズの第3回目の反復となり、これまでにデュアルOCとデュアルV2バージョンが含まれていました。EVOシリーズとして革新的なツインファン冷却モジュールを搭載し、冷却性能がやや向上しました。

Dual Radeon RX 7600 EVO OC Editionは、コンパクトなスペースでの使用を想定したデュアルファン冷却システムを備えています。2つの軸流技術ファンを採用し、両端に玉軸受が取り付けられています。これにより、ファンはより長いブレードを持つ小型ハブを採用し、下向きの気圧を強化するバリアリングが含まれています。さらに、0dB技術を活用し、GPU温度が55°C未満の際にはファンが停止して静音を実現します。金属製バックプレートはプリント回路基板を保護し、放熱を支援するだけでなく、基板の反りを防止します。ブラケットは304ステンレス鋼で作られており、高い耐久性、強度、耐腐食性を提供します。

ASUSはこのグラフィックスカードにデュアルBIOSオプションを加えています。パフォーマンスモードでは、ゲーム/ブースト周波数が2300/2715 MHzに設定され、サイレントモードではわずかに2280/2695 MHzに低下します。さらに、利用者は同社のソフトウェアを使用してグラフィックスの設定を調整し、監視することが可能です。

これらのグラフィックスカードはASUSのAuto-Extreme技術を用いて製造されており、完全自動化された製造プロセスで1ステップで溶接を完了できます。この方法は部品の熱ひずみを著しく低下させ、過酷な酸・アルカリ化学洗浄を必要としなくなりました。この技術の採用により、ASUSは環境への影響を減少させ、生産におけるエネルギー消費を削減し、製品の信頼性を向上しました。