最近のリーク情報では、AMDの次期Zen5アーキテクチャの印象的なスコアが続々と明らかになっているが、今度はインテルの次世代低消費電力モバイル・プロセッサ「Lunar Lake」の完全な型番、仕様、公式ベンチマーク・スコアが明らかになった。

GeekBench 6は、Core Ultra 7 268Vの結果を示しており、4つの大コアと4つの小コア、合計8コア8スレッドを特徴とする次期フラッグシップモデルとなる。報告されている最大ブースト周波数は5.0GHzで、ベース周波数は3.7GHzである。しかし、実際に検出された最大周波数は4881MHzであり、主張された速度にはわずかに及ばないかもしれない。

シングルコアのスコアは2739でピークに達し、現行のフラッグシップモデルであるCore Ultra 9 185Hより20％向上している。

新しいフラッグシップのCore Ultra 9 288Vは、ブースト周波数が100MHz高いだけなので、性能は同等と予想される。

マルチコアの最高スコアは10036で、Core Ultra 9 185Hより最大22％低い。しかし、後者は6+8+2の構成で、合計16コア22スレッドとなり、当然より強力な性能を発揮することに注意する必要がある。

AMDのRyzen AI 300シリーズと比較すると、Core Ultra 200Vシリーズは苦戦を強いられている。サブフラッグシップのRyzen AI 9 365は、シングルコアテストでほぼ10％上回り、12コア24スレッドのマルチコアテストでは最大45％リードしている。

この2つのプロセッサーの消費電力は17～30Wと15～54Wという異なる範囲に収まっているが、その性能はかなり重複している。