すべてのARMアーキテクチャサーバプロセッサ製造業者の中で、アンペアは最も革新的です。同社はこれまでにない512コアを実現するための野心的なロードマップを発表しました。

Ampereの現在のAmpereOneシリーズは192個のコアを持ち、これは昨年発表されたものです。このプロセッサは5nm製造技術、ARMv8.6+命令セット、最大3.0GHzの動作周波数、8チャネルDDR5メモリ、128本のPCIe 5.0チャネル、200〜350Wの消費電力範囲を特徴としています。

続いて、AmpereOne Mは192個のコアと12チャネルのDDR5メモリを持つ5nmプロセスにアップグレードされ、今年の第4四半期に発売される予定です。

AmpereOne MXは256コアでさらなる革新を遂げ、世界一の性能を誇ります。3nmプロセスを採用し、12チャネルのDDR5メモリもサポート。市場の競合製品と比較して40%以上の性能向上を主張しています。

AmpereOne Auroraと呼ばれる512コアプロセッサは、2社がOEM合意に達しており、インテルの18Aプロセスにより、1.8nmに相当する可能性があります。

そうした多数のコア数により、現在のモデルより3倍以上の性能向上が期待されます。アンペアはAI推論とトレーニングのために、AI IPと高帯域幅メモリをハードウェアレベルで初めて統合するとしています。

さらに、様々なタイプの計算拡張装置をシームレスに接続するために、拡張可能なメッシュ技術をサポートします。

このような強力な仕様にも関わらず、エネルギー効率は非常に高く、空冷だけで十分に冷却でき、液体冷却は不要です。

さらに、アンペアAltraシリーズはこれ以上の更新予定はありません。既存の7nmプロセスと8チャネルDDR4メモリを搭載した80/128コア機種は、少なくとも2030年まで供給が継続される予定です。