インテルは、Xeon W-3500シリーズおよびXeon W-2500シリーズのワークステーションプロセッサを発売すると発表しました。これらのプロセッサは、最新のサファイア・ラピッズの一環として提供され、Golden Coveアーキテクチャに基づいたIntel 7プロセスで製造されています。また、EMIB技術で実装されており、LGA 4677ソケットを使用するW 790マザーボードと直接互換性があります。以前のモデルと比べて、このハイエンドシリーズは消費電力が若干増加しているものの、コア数が56から60に増加し、パフォーマンスが向上しています。
インテルは、このプラットフォームがこれまでも多くのソフトウェア開発者、科学者、クリエイターおよびエンジニアにとって最良の選択であったことを強調しました。また、新しい改良によって、世界中でのイノベーションの速度をさらに加速させることが期待されています。Xeon W-3500シリーズおよびXeon W-2500シリーズのワークステーションプロセッサは、さまざまな産業の先駆者たちの厳しい計算要求に応える拡張計算アーキテクチャを提供します。
Xeon WX-3500シリーズは、最大60個のコアおよび120個のスレッドを持ち、最大4 TBの8チャネルDDR 5-4800メモリをサポートします。また、ECCおよびRAS機能を備え、112個のPCIe 5.0レーンを提供します。一方、Xeon WX-2500シリーズはより控えめな性能を持ち、最大26個のコアと56スレッドを搭載し、最大4つのメモリチャネルをサポートします。一部のモデルでは、最大容量2 TBのDDR 5-4400メモリをサポートし、PCIe 5.0レーンは少なくなっています。公式のスペックは以前にリークされた情報とは若干異なります。
| 機種 | コア/スレッド | 基本クロック | ターボクロック | キャッシュ(L3) | TDP | |-------------|-------------|---------------|----------------|----------------|-------| | W 9-3495 X | 60 C/120 T | 2.0 GHz | 4.8 GHz | 112.5 MB | 350 W | | W 9-3495 X | 56 C/112 T | 2.2 GHz | 4.8 GHz | 105 MB | 350 W | | W 7-3465 X | 32 C/64 T | 2.5 GHz | 4.8 GHz | 82.5 MB | 300 W | | W 7-3455 | 28 C/56 T | 2.7 GHz | 4.8 GHz | 75 MB | 270 W | | W 5-3445 | 24 C/48 T | 2.7 GHz | 4.8 GHz | 67.5 MB | 270 W | | W 5-3435 X | 20 C/40 T | 2.8 GHz | 4.8 GHz | 57.5 MB | 260 W | | W 5-3425 | 16 C/32 T | 3.2 GHz | 4.8 GHz | 52.5 MB | 220 W | | W 5-3415 | 12 C/24 T | 3.5 GHz | 4.7 GHz | 45 MB | 205 W | | W 5-3405 | 10 C/20 T | 3.7 GHz | 4.6 GHz | 40 MB | 200 W | | W 3-2425 | 8 C/16 T | 3.9 GHz | 4.5 GHz | 30 MB | 170 W |
これらのモデルはすべて同じアーキテクチャを利用していますが、サーバー向けのSapphire Rapidsラインナップに含まれるすべてのアクセラレータがワークステーションプロセッサに搭載されているわけではありません。具体的には、インテルのクイックアシストテクノロジー(QAT)、動的負荷バランシング(DLB)、メモリアナリティクスアクセラレーターが不足しています。しかし、データストリームアクセラレーター(DSA)や2つの512ビットAVX-512 FMAユニットは装備されています。
